連載:わたしたちのサステナライフ #2
自分自身にも、地球にも優しいことって、なにから始めたらいいんだろう。

身近な人が毎日続けているエシカルな習慣や最近取り入れている環境に配慮したアイテムなどを知りたい、教えてもらいたい、のぞき見したい。
そんな好奇心から、レトロワグラースのメンバーでスタートしたリレーコラム。第2回の担当は山本です。最近チャレンジしているのは、種からじっくり育てるアボカドの水耕栽培。
少し時間と手間はかかっても、素敵なガラスベースから可愛い芽が出てくれば感激はひとしおです。
お料理に使ったアボカドの種から
発芽に挑戦!
シンプルなサラダ、アボカドトースト、ペーストにしてクラッカーに乗せておつまみにも、朝昼晩ととにかく家庭で大活躍するアボカド。
ぽこっと綺麗に種が取れるとなんだか嬉しくなりますよね。

そんなアボカドの種、皆さんはどうしていますか?丸くて可愛い種ですが、我が家では皮と一緒にコンポストに入れてしまっていました。
実はこの種、発芽させてアボカドを自宅で育てることができるんです。

まずはくり抜いた種をしっかり洗い、ぬめりを取ります。アボカドの果肉には発芽抑制成分が含まれているので、ぬめりが残っていると発芽しにくいのだそう。
取り出すときに包丁の切り込みが入りますが、それは問題ありません。
綺麗に洗い終わったら、たっぷりの水に浸して約48時間寝かせます。

----48時間後----
種を水からあげたら、キッチンペーパーの上に並べて、さらに水を少しかけます。
満遍なく湿ったらそのままキッチンペーパーで包み、ビニールの中へ入れ、キッチンペーパーがひたひたになるまで水をかけ入れます。


ここからは、愛情を注いでじっくり待つ時間!
室温の、薄暗い場所で3〜4週間、発芽するまで待ちましょう。
発芽しないものもあるそうなので、今回はレトロワスタッフ数人で3つのアボカドの種を仕込みました。さて、何個発芽するかな〜。
毎朝種の様子を観察する、素敵な日課ができました。
----約1ヶ月後----

なんと、一つの種から可愛い芽が出てきました!
パカーンと分厚い種の層を破って出てくる自然の神秘に驚き。
お料理に使っていたアボカドの種一つ一つに命が宿っていたことに、改めて気づかされます。

発芽した種はローガンアトリエのAvocado Baseを使って、水耕栽培にチャレンジ。
くびれの部分まで水を入れたら発芽している部分を下にしてそっと置きます。


受け皿の形がアボカドの種のサイズにぴったり!この状態でも、可愛くて絵になりますね。
強い直射日光は避け、明るいお部屋で育てるのがおすすめだそうです。
芽が出てくるのが待ち遠しいですね。

広いベランダがなくても、室内で楽しめる水耕栽培。
ガラスなので、根がぐんぐん伸びていく様子が観察できるのも楽しいポイントです。
大自然の中に行くのも魅力的ですが、日々の生活で手に入るものでも、自然のパワーをひしひしと感じ取ることができます。
自宅で何か育ててみたいな、お部屋にグリーンが欲しいな、と思っている方、ぜひアボカドの水耕栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
Photo & Text : Mayumi