連載:わたしたちのサステナライフ
わたしを幸せにするサステナライフ

自分自身にも、地球にも優しいことって、なにから始めたらいいんだろう。 身近な人が毎日続けているエシカルな習慣や最近取り入れている環境に配慮したアイテムなどを知りたい、教えてもらいたい、のぞき見したい。
そんな好奇心から、レトロワグラースのメンバーによるこのリレーコラムをはじめることにしました。
第1回は、ミヴァコンス・ハフリメのブランドディレクター青木です。有機野菜をふんだんに使ったメニューの数々は、真似したくなるほど。エコクッキングの楽しさと豊かさがここにあります。
「循環する命、
美味しくいただきます。」
先日ランチに伺った「PLANT」さんのお野菜を使って、おうちごはんをご紹介したいと思います!
PLANTさんは板橋区蓮根にある有機栽培農園「HASUNE FARM」さんが運営する農園一体型のレストラン。今回初めて伺ったのですが、住宅街にひっそりと佇む素敵な空間と、素材の味を引き立てるシェフのお料理にすっかり魅了されました。

こちらのレストランでは、希望者には採れたての旬な有機野菜をこんなにたくさんお土産にご用意くださるのです。豊富な種類がミックスされていて、何を作ろうかワクワクしながら帰宅。その日の夕飯に早速いただきました。(旬の野菜セットは要予約:1000円)

1 お酒のお供に葉玉ねぎのぬた
こんな感じに切り分けた後、沸騰したお湯に玉ねぎの部分、葉の順に入れさっと茹でます。 根っこは後で別の料理に使います。

茹で汁もいい出汁が出ているので捨てずに取っておきます。酢味噌で和えて、最後に冬の間に乾燥させて作っておいた柚子皮をアクセントに加えてみました。これはお酒が進みます。

2 人参をとことん味わうかき揚げとラペ
保護猫のタピオくんに狙われつつ・・・葉の部分と先程の葉玉ねぎの根っこを一緒に揚げてみました。揚げたてをシンプルにお塩でいただきます。

クセのないほろ苦さがたまりません。少し大人の味でしたが、小学生の娘もたくさん食べてくれました。皮ごとピーラーで薄くスライスした人参は、ドライいちじくと一緒にマリネにして冷蔵庫で味を馴染ませます。

3 玉ねぎの茹で汁と空豆を使ったポタージュ
空豆は実家から届いた菊芋と玉ねぎ、エリンギと一緒に煮込みブレンダーにかけます。 我が家ではこんな風に、その時ある野菜を適当に何種類か合わせてポタージュにすることが多いです。

基本的に根菜は皮ごと使いますが、玉ねぎの皮などは冷凍庫にストックしておいて、時間がある時にコトコト煮出してベジブロスにします。空豆の皮は小さく刻んでコンポストへ。微生物さん、次の美味しい野菜へとバトンを繋いでね。

人参のラペはケールやわさび菜と一緒にサラダにして、空豆のポタージュとバゲットと共にブランチにしました。無農薬のお野菜は、皮も根っこも安心していただくことができて嬉しいです。

循環する命を感じながら、家族とゆったり食事を楽しむ時間は本当に贅沢なひとときです♪
Photo:Maya Aoki
Edit & Text: Maya Aoki