環境保護のために世界を変えた3人の女性たちの言葉

6月5日の世界環境デーをスタートに、今月は環境月間。
 ラベンダー

よりよい未来のために、信念と勇気を持って発信し、行動をした人たちの想いに触れてみませんか。


世紀や国を超えて教えてくれる
女性たちの環境へのメッセージ

実話を基にした映画「メイド・イン・バングラデシュ」

世界の繊維産業を支えるバングラデシュで、衣料品工場の労働環境改善に立ち向かう女性たちが信念と勇気を持って周囲を変えていく姿はとても素晴らしかったです。

この映画の女性たちのように、世界中には未来の地球環境を変えるために言葉を尽くし、行動してきた人がたくさんいます。

環境月間の機会にこそ触れたい、3人の女性たちのメッセージをお届けします。

映画

フランスの女優メラニー・ロランと活動家のシリル・ディオンが監督を務め、大ヒットしたドキュメンタリー映画「TOMORROW パーマネントライフを探して」。

学術雑誌「ネイチャー」に掲載された「私たちが今のライフスタイルを続ければ人類は滅亡する」という科学者たちの論文をきっかけに、メラニーとシリルはこの作品を撮りはじめます。

子どもたちの幸せな未来のためにはどんなライフスタイルが必要? フード、エネルギー、マネー、民主主義、教育の分野において世界各地で新しい取り組みを行っているパイオニアたちに出会う旅は、わたしたちに環境問題への学びと刺激を与えてくれます。

映画2

「子どもたちに世界をすぐに変えるとは約束できない。でも解決策はあると言える。
日々、数千人もの市民が立ち上がっている。皆が心を1つにして力を合わせることができたら世界を変えられる。明日こそ」

作品のラストでメラニーが語るこの言葉を実現するかのように、インドネシアではわずか12歳と10歳で革命を起こした姉妹がいます。

海

「バリ島で育ったメラティ・ワイゼン(現在21歳)は、12歳の時にプラスチックごみが散乱するビーチにショツクを受け、2歳年下の妹・イザベルと一緒に解決しようと決意。

SNSを通して使い捨てプラスチック製品を禁止するBye Bye Plastic Bagsというキャンペーンを広め、仲間と署名活動やハンガーストライキを行いました。その活動をバリ島の知事が高く評価し、レジ袋やストローなどの使用を禁止する条例が2019年に施行されました。

TEDトークで力強く語られワイゼン姉妹の自然を守るという熱意は、わたしたちの毎日の行動を変える力を持っています。

「たった10歳と12歳で活動を始めました。ビジネスプランもなければ、確固とした戦略もなく、下心もありませんでした。あったのは目の前のアイデアと協力してくれる友人たちだけでした。ただ故郷がビニールのレジ袋に覆われ窒息してしまうのを阻止したかっただけでした。」

本

最後に紹介するのは、環境保護運動のパイオニアと言われる海洋生物学者・レイチェル・カーソンのメッセージ。

レイチェルが病と戦いながら書き上げた「沈黙の春」は、環境汚染と破壊の実態を世界で初めて告発しベストセラーになりました。大きな反響を呼んだこの本のおかげで、アメリカ政府に農薬や化学物質の使用制限を設ける法律を制定させることに成功。

そんな彼女の遺作「センス・オブ・ワンダー」は、自然への愛と敬虔がつまっています。

「地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。
たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにであったとしても、かならずや、内面的な満足感と生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけだすことができると信じます。」

湖

地球を大切にすることは、自然との共存であり、わたしたちの生活と人生を満たすことにつながっていると、世紀を越えて教えてもらっている気がします。

環境月間である6月、わたしたち一人一人の問題として環境保護について考えてみませんか。


References
http://pan-dora.co.jp/bangladesh/ TOMORROW パーマネントライフを探してDVD発売中 ¥4,800(税抜)
発売元:ミッドシップ 販売元:紀伊國屋書店
http://www.cetera.co.jp/tomorrow/ ©MOVEMOVIE - FRANCE 2 CINÉMA - MELY PRODUCTIONS
https://www.ted.com/talks/melati_and_isabel_wijsen_our_campaign_to_ban_plastic_bags_in_bali?language=ja&subtitle=ja
『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン著(新潮文庫) https://www.uplink.co.jp/kansei/
Edit & Text: Ogawa
photo: kentauros yasunaga


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